【MORLEY CLOTHING】 店主
店舗情報や日常をお伝えしていきます。
2017年01月08日
ジーンズセレクトショップ2
取り扱いジーンズについて前回のキバタデニムに引き続き…
今回は染色についてご案内していきたいと思います。
デニムは綾織組織と呼ばれる生地の一つで、
2本 OR 3本の縦糸に対して1本の横糸の割合で交錯しいてる織物です。
↑右綾
(※当店ではジーンズに使用している様々な生地がありますので、また後日にご紹介していきたいと思います。)
さて今回のデニム染色について…
一般的には縦糸をインディゴ染料(合成インディゴ)染めで使用されてます。
(特殊な物などは横糸を染めてある物や天然インディゴもあります。)
通常のブルーデニムは縦糸のみ染められているので、糸の段階で染色工程に入ります。
横糸は染色されておらず(生成りの状態)縦糸のみ先に染色するため「先染め織物」と呼ばれてます。
デニムにはあまり使用されていないのですが、
生地の状態で染色を行う場合に「後染め」
縫製後に製品の状態で染色を行う場合の「製品染め」などもあります。
そのインディゴ染料は染まりにくい性質なんですが、色落ちしやすいと言う事でもあり、
これらがジーンズの色合いが変化させる→色落ちを楽しめる役割になってきます!!
当店の取り扱いデニムのほとんどがロープ染色と呼ばれる染色方法です。
糸を本数ごとのロープ状(束)にして染色する特殊な方法で、
糸の「表面だけ」染色されて芯は白く残った【中白】状態にできる方法です。
表面の染色された縦糸が擦れたり・濡れたりして染料が落ちた際に芯の中白が見える事を『アタリ』と呼ばれています。
そのアタリ=色落ちが始まる事によって中古感に変化していき『ジーンズを育てる』楽しさが生まれてきます。
未加工の状態から穿き込む事によって唯一無二の表情としていく事が醍醐味だと考えます。
育てて穿きこむ事によって、のヒゲなどアタリのコントラストも楽しんでもらたらなと思っております。
皆様の体系やライフスタイルによって全く異なる『ジーンズ』をぜひお楽しみ下さいませ。
(一部のみかせ染めもあります。糸の芯まで染まってある染色方法です。こちらはそのままの状態をお楽しみ下さい。)
次回、ジーンズセレクトショップ3に続く…
当店では、
皆様の愛着あるジーンズをより長く穿いて頂くため、
ジーンズの修理なども行っております。もちろん持ち込みも歓迎しております。
ぜひこちらもご相談下さいませ。